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アイルランド戦大活躍!齋藤直人を鍛えた高校時代のミーティングとは

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アイルランド戦大活躍!齋藤直人を鍛えた高校時代のミーティングとは

3日に行われたアイルランド戦、日本の9番として先発で登場し後半18分にはサポートからトライもあげた齋藤直人選手。代表2キャップ目ながら、バックスラインをよくリードし、強敵相手にも落ち着いたプレーを見せていました。若干23歳、これからの活躍がますます楽しみな選手です。

高校時代の「考えるミーティング」

齋藤選手の原点として大きいのが、桐蔭学園高校時代に受けた指導だと思います。

以下、『桐蔭学園ラグビー部 勝利のミーティング』の記述を参照します。

齋藤選手が高校2年生の時、チームは神奈川県予選決勝で慶應義塾高校相手に敗戦を喫することになります。全国で上位を目指すはずが、県予選でまさかの敗戦。チームを立て直すために、試合後に新チーム体制でミーティングが行われました。

齋藤選手が「衝撃的」と振り返るファーストミーティング。ミーティングを主導する布施氏から齋藤選手には様々な質問が投げかけられ、答えを求められたそう。最初は「それじゃ伝わらないな」と言われ困ったことも。そこで考える癖がついたと言います。

また、どんどん話を掘り下げて「逆算」して考えさせるやり取りも印象的だったそう。

布施「勝つ選手になるなら、どういう選手になりたい?」

齋藤「常に80%以上の力を出せる選手になりたい」

布施「そのためにはどういうことをやればいい?」

齋藤「自分に必要なことは何かを考えます。パスならパスのスピードを上げるためには何が必要かを考えて取り組みます」

また、齋藤選手はゴール設定の大切さも学んだといいます。同書でこう語っています。

「自分のゴールに近づくために何が必要なのか、それがいくつも出てきます。そこからまた掘り下げていきます。様々な観点から必要な要素を細かくカテゴライズし、また掘り下げていくとクリアすべきゴールが何個も出てくると考えます」

考える練習が引き出しを多くした

練習でも、ただ機械的に監督から課された練習をこなさない。なぜその練習をするのか。パス練習であれば、動きやタイミングの練習ひとつひとつの意図を考え、3年生中心にコミュニケーションをとる。この考える練習によって、引き出しが多くなったそうです。

齋藤選手の現在のプレーを見ても、パスをするのか、キックをするのか、あるいは自分で突破するのか。その引き出しの多さと選択が巧みだと感じます。

「何かひとつの強みを持つやり方もあると思いますが、たとえばその自分たちの強みを相手に対策されて通用しなくなったときには、対応できないかもしれないですよね。でも引き出しが多いと、別の強みで戦えるし、相手の対応を上回ることだってできる」

ライオンズ、アイルランドと超強敵を相手に落ち着いたプレーを見せていたのも、この考え方があったのだと納得しました。

そう言えば、アイルランド戦は齋藤選手の他にも、松島選手、堀越選手と桐蔭学園出身者が3人も出場していました。桐蔭学園の指導、恐るべし。

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